2015年11月1日

有害重金属はエネルギー代謝をストップさせる!



食べ物を活動のエネルギーに変えるためには酵素の働きによって化学反応が進み、最終的にATPが産生されることが必要です。その途中段階に右のような反応回路があります。TCAサイクルの反応に必要な酵素の補酵素がビタミンB群でしたね(オフィスひめの通信41号参照)。ところが、ビタミンや酵素があってもエネルギー回路が回っていない人がいます。何かが反応を邪魔しているのです。有害重金属は右図のような箇所で反応をストップしています。食べ物を変えてもサプリメントを飲んでもエネルギーが出ない、疲れがとれないという方はエネルギー回路がどこで止まっているか調べてみましょう。尿中有機酸検査の「クレブス(TCA)回路代謝物」の項目は、代謝が止まっている場所の推定に役立ちます。