2017年7月1日

糖質入り飲料に気を付けて!


暑い日が続きます。熱中症予防にこれまで以上に水分摂取が必要となりますが飲み物をどのように選んでいますか? ただの水より塩分やイオンが入っているほうが良いと思ってイオン飲料や  スポーツドリンクを選んでいる方は結構多いのではないでしょうか。

「イオン飲料やスポーツ飲料を多量に飲み続け健康状態が悪化した乳幼児が、昨年までの10年間で少なくとも24例報告されている」との記事が出ました。主な原因はビタミンB1不足です。イオン飲料やスポーツ飲料にはイオンだけでなく糖質が多く含まれています。糖質を処理するにはビタミンB1を始め多くのビタミンB群が必要になります。

サッカーやバドミントンのような激しいスポーツをするならいざ知らず、日常生活では水分から糖質を摂る必要は全くありません。暑い夏には  汗をかいたり体温を調節したりする際にビタミン B群の消費量が増えているので、ビタミンB群が  不足しがちです。糖質を摂取するとビタミンB群 不足にさらに拍車がかかってしまいます。また  ペットボトル症候群といって糖の過剰摂取により急性の糖尿病になって、吐き気や意識障害が起き危険な状態になることもあります。

水分は水だけか、麦茶に少量の塩を入れた飲み物がよいでしょう。食欲がなくなる時期ですが肉や魚を食べビタミンB群をしっかりと摂りましょう。