2012年8月1日

サプリメント小話
-カルニチン-


今回は脂肪の燃焼(エネルギーへの変換)にとても大切なカルニチンという物質について説明しましょう。糖分などのエネルギー源の供給が減ると脂肪細胞から脂肪酸(一本の鎖の形の脂肪)が血液中に供給されます。血液中から細胞に入った脂肪酸はミトコンドリアで酸化を受けATP(エネルギー)を産生します。このミトコンドリアの内膜を通過するときにカルニチンが必要です。

 


カルニチンが不足すると脂肪酸からエネルギーを作り出すことが出来ないため、慢性的な疲労感を感じ、血液中の脂肪が増え(高脂血症)、内臓脂肪が増えてしまいます。

カルニチンはリジンとメチオニンからビタミンCを補酵素として作られます。ビタミンCは単なる美容効果や感染症予防だけでなくエネルギッシュな体質を作り出すのにも役立っているのですね。