2018年8月1日

SIBOを改善する食事―低FODMAP食


 
FODMAPとはF=Fermentable(発酵性の)=Oligosaccharides(オリゴ糖)D=Disaccharides(二糖類)、M=Monosaccharides(単糖類)P=Polyols(ポリオール)の頭文字をとった言葉です。これらに共通することは小腸で消化吸収されにくい短鎖炭水化物で発酵性があることです。これらの短鎖炭水化物は腸液の浸透圧を上昇させ管腔内に水分を引き込み下痢を起こします。小腸の菌はこれらを食べて発酵し水素ガスやメタンガスを発生させ、膨満感のもとになります。
下記はあくまで例ですので成書のリストをご確認ください。リストは複雑で、果物でも多いもの、少ないものがあります。りんごがダメでバナナが大丈夫など一般的な糖質の概念とは違うので一つ一つ確認しましょう。実際にSIBOの方は食べるとお腹が膨れるのでわかることが多いようですから、一度低FODMAP食を実施し改善した後は体験に即して実施していけば良いと思います。
FODMAPのものでも、実際に食べてみると体質に合わないことがあります。適切な種類や量は一人ひとり異なりますので、試行錯誤しながら自分に合った食事を身につけることが大切です。
 
FODMAPの食品例(避ける)
豆類(ひよこ豆、レンズ豆) 
大豆 納豆 絹ごし豆腐
小麦(パン、うどん、ラーメン、パスタ)
ソーセージなどの加工食品
りんご スイカ 桃 アボガド
アスパラガス、玉ねぎ、にんにく
はちみつ オリゴ糖 糖を含む飲料
牛乳 ヨーグルト 乳糖の多いチーズ
カシューナッツ など
 
FODMAPの食品例(食べて良い)
米 十割そば 
加工や添加物のない肉・魚・卵
バナナ、いちご ぶどう キウイ
きゅうり なす トマト 白菜
ブロッコリー もやし カボチャ
乳糖の少ないチーズ
アーモンド(少量)くるみ
ココナツオイル、オリーブオイル
バター など