2021年9月1日

噛む習慣

 こどもが好む料理にはハンバーグやカレーライスなど噛まなくてもたくさんのエネルギーを得ることが出来るメニューが並びます。豆とかひじきとか小魚とかを食卓に並べても噛む力がなくて食べるのに時間がかかってしまってついつい忙しい時には敬遠されてしまうという話を歯医者さんから聞きました。牛乳やジュースで流し込まないと飲み込めないこどもも増えています。


 私たちが食べて欲しい「必須栄養素を含む食材」は嚙みごたえのある食材です。例えば豆、ごま、キノコ類、ひじきやするめ、煮干しなど。回数を噛むことによって顎が鍛えられ適切な顎の形となり歯並びが良くなります。噛むことは脳にもよい刺激があります。噛む行為によって唾液が分泌され、消化管に「これから食べ物が入る」という信号を送ります。食物繊維も多く整腸作用もあります。よいことばかりです。なにより低血糖を防ぎます。


 噛む力は毎日の積み重ねです。ゆったりと時間をかけてたくさん嚙む習慣を身につけましょう。