2014年6月5日

攻撃の連鎖を止めるビタミンC


渇いた草原に火の手が上がったら次々に延焼して一面焼け野原になってしまいますね。でも、草原のところどころに防火のための空き地があったり水たまりがあったりすれば、そこで火の延焼を食い止めることが出来ます。

体の中では火種にあたるのは炎症物質や活性酸素です。特に活性酸素は日常的な活動でいつも発生しています。

活性酸素は非常に高いエネルギーを持ち、接触した物質の電子を奪ってラジカルという危険な物質に変えてしまいます。活性酸素に当たった細胞や細胞小器官の膜、たんぱく質は簡単にラジカルに変えられます。そしてラジカルになった分子はまた隣り合う分子をラジカルに変え、ラジカルが広がっていきます。ラジカル連鎖反応です。

体の中では、抗酸化物質や抗酸化ビタミンがラジカル消しの役割をしています。特にビタミンCは、攻撃され電子を奪われても自分自身はラジカルになりません。残りの電子が協力し合って攻撃性を弱め、そこで連鎖反応をストップさせます。

抗酸化物質や抗酸化ビタミンには、それぞれ得意な持ち場があり適材適所で攻撃から生体を守っています。

 

 

活性酸素に出会って傷ついた抗酸化ビタミンたちは、他の抗酸化ビタミンに救護を求めます。そこでまた再生され任務に戻るのです。

憎しみを憎しみで返し、攻撃を攻撃で返していたら攻撃の連鎖は止まりません。ビタミンCのような大きな愛で攻撃の連鎖を止めたいものです。

 

憎悪は憎悪によって消え去るものではなく、ただ愛によってのみ消え去るものである

(サンフランシスコ講和会議スリランカ代表ジャヤワルダナのスピーチより)